ホリスティック・セラピー


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疲労感、元気が出ない

オーストラリア・ブッシュ・フラワーエッセンスに強力なコンビネーションがあります。

ダイナミス(DYNAMIS)と呼ばれていますが、

マクロカーパ(MACROCARPA)、オールド・マン・バンクジア(OLD MAN BANKSIA)、バンクシア・ロバー(BANKSIA ROBUR)、クロウェア(CROWEA)、イェロー・カウスリップ・オーキッド(YELLOW COWSLIP)、イラワラ・フレーム・ツリー(ILLAWARRA FLAME TREE)などが入っています。

特に疲れた時、これは肉体的な疲労が大きい場合ですが、マクロカーパ(MACROCARPA)はとても効果的です。


これとは別に精神的な疲労感が大きい場合は、人生に対する喜びのエッセンスが先かも知れません。

バンクシア・ロバー(BANKSIA ROBUR)、ブルーベル(BLUEBELL)、シルバープリンセス(SILVER PRINCESS)、サンシャイン・ワトル(SUNSHINE WATTLE)、リトル・フランネル・フラワー(LITTLE FLANNEL FLOWER)などでしょうか。

これらによって、人生を楽しんでもよい、子供らしく行動してもよいという許可を自分に与えることも大切だと思っています。


これとは別に物理的・肉体的な原因がある場合は、それの除去・緩和も必要です。

例えば、体内に毒が溜まっている場合は毒出し・デトックスが適切でしょう。


糖尿

糖尿病は複雑な病気ですから、今医師の治療を受けていらっしゃる方は、それを継続することをお勧めします。

ここでは、飽くまでも、別の方面からのアプローチということに限っており、その症状が出ている深い原因を探り、顕在意識をそれにあわせることによって自然治癒力を刺激することを狙います。


まず、自己破壊的傾向を持っているか否かを判断します。遺伝・家系的なもの、その人の魂の質の部分をみます。

それから、これはルイーズ・ヘイなどの本でも書いてありますが、自分の人生に甘さが不足していると感じている場合、糖尿病に罹りやすいという可能性も見てみます。


同時に、必要であれば臓器サポートも必要ですから、これはホメオパシーのレメディなどが使えるかも知れません。

生理痛、月経不順、PMS

まず、生理が起こる大きな意味の一つとして、毒だし、があると思います。

その月の排卵で妊娠が起きないことが判明すると、体は生理に向けて、体内の細胞に蓄積された「毒」をまとめて出そうとします。

体内の毒のレベルが高いと、これが月経前の不快感となります。

人によっては生理後に体が楽になっていることを実感していらっしゃる方もいるのでは?

このように自己浄化システムの一部として生理が起きるように出来ているのは、妊娠期間中、出来るだけキレイな体を赤ちゃんに受け継ごうとする自然の仕組みかなと思います。

この毎月の自己浄化システムを持たない男性は、だから寿命が女性より短いのかも知れません。

ですから、私は、ホルモンバランスのことと併せて、体内の毒のレベルを推定するために、生理の期間、周期、重さなどについて女性のクライアントにお伺いすることもあります。

玄米菜食や毒だし・デトックスプログラムなどを利用して、体内をキレイにすると生理が楽になるはずです。


さて、生理痛などのもう一つの要因として、ピルの使用とあわせ、ケミカルナプキンやタンポンの存在があるようです。

ここで一応お勧めしているのは布ナプキンです。

使い勝手が悪い、ゴワゴワしないか、漏れないか、などの懸念をあるかも知れませんが、実際に試してみて、判断していただきたいです。私は男性なので経験は出来ませんから、その判断はご自身にお任せするしかありませんし。

自分で洗うことによって自分の体の様子を知ることも出来ますし(これは自分の体を管理しているエレメンタルと仲良くする最高の方法で す! 使用後の生理用品は自分の血ですから「汚物」ではありません!)、タンポンなどのように雑菌が繁殖するほど放置することもありません。ケミカルナプ キンのようにかぶれ・かゆみもなく、ケミカルに含まれている毒が体内に入ってくることもありません。ゴミも出ませんし。

市販の布ナプキンもいいですし、自分で作っても極めて簡単だと思います。



セラピーでは、前述の関連臓器のサポート、ホルモンバランスのサポート、毒だしの促進、関連する感情の解放、自分の体と仲良くする意識と方法、などをお手伝いすることになろうかと思います。もちろん、個別のケースで本当の原因は異なることも少なくありませんが。


赦しのプロセス

誰かに対する恨み・怒りが体内に残っていると、それは膨大なエネルギーを浪費することになります。

症状としては、皮膚の症状、肝臓や胆のうの異常、胃などの潰瘍、怒りの層の下にある悲しみと恐怖の層の抑圧疲労感などにつながってきます。

これを解放するエッセンスとしては、ブッシュ・エッセンスのダガー・ハキアが効果的です。

マウンテン・デビルや、レッド・ヘルメット・オーキッドドッグ・ローズラブ・ブルーベルボアブブルーベルなども併用できます。


ホメオパシーで は、他の要因もありますが、STAPHISAGRIA、IGNATIA、ANACARDIAM、COCCULUS、SEPIA、ACONITE、 CHAMOMILE、NUX−VOMなどでしょうか。疲弊についてはVALERIAN、SCUTTELARIAなども使えるかも知れません。

エネルギー的にはみぞおちの第3チャクラ、第1チャクラあたりと、頭の周囲に停滞したエネルギーを抜くことが出来ます。

一方、一時的に感情を解放しても、日常生活に戻ると周囲の環境は変わらないこともありますから、さらにボタンを押されて感情が爆発することもあります。

これは、その人が更に恨み・怒りを解放しなくてはならないことを示唆していますから、日々感情を蓄積しないで、処理できるようになることも大切かと思います。


そのため、以下のワークをお勧めします。これはイアン・ホワイトの「オーストラリア・ブッシュ・フラワーエッセンス」からの抜粋です。転送などはご遠慮ください。

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赦しのプロセス


このプロセスを行なうにあたって、邪魔のはいらない、且つ音が漏れない静かでプライベートな空間を確保することが理想的です。プロセスは何度かにわけて行 なうことも、或いは一度に行なうことも可能ですが、一度にやると何時間もかかるかも知れませんので注意してください。

楽な姿勢で腰をかけるか横になった後、深呼吸を数回し、目を閉じます。自分がゆったりとした内省的な状態になるようにしてください。それから自分が恨みを 感じている人々の姿が目の前に現れるようお願いします。一回に一人だけ、解決すべき問題が最も多い相手が先に現れます。ほぼ例外なく一人目は親の一方で、 二人目はもう一方の親です。

相手の姿が見えたり、或いは相手の存在が感じられたら、その人のおへそから一本のコードが出ているイメージをします。自分のおへそからは別のコードが出て います。まず、二本のコードを結んでください。そして、声を出して相手の名前を呼び、それから「私があなたを恨んでいるのは〜に対してです」と、自分が相 手に対して恨みや憤りを感じている事柄を全て述べていきます。

全てを述べ終わったら、相手の名前を呼び、それから「私があなたに対して抱いている恨みを私は開放します。私はあなたを愛しており、あなたを赦します」と 言います。「あなたを赦します」と言うときに自分の手でハサミをつくり、自分と相手を結んでいる想像上のコードを切り放ちます。

更にこのプロセスを二度繰り返します。繰り返す時に、一度目では挙げ忘れた恨みがあればそれも追加していきます。

合計三回のプロセスが終了したら、プロセスを交替します。もう一度相手と自分の間のコードを結びなおしますが、今度は相手の名前を言ってから、「あなたが 私を恨んでいるのは〜に対してです」と、相手が自分に対して恨みを感じていると思われる事柄を述べます。完了したら、相手の名前を再び呼び、「あなたが私 に対して恨みを感じている全てのことについて、私はあなたを赦します。私はあなたを愛しており、あなたを解放します」と言い、コードを切ります。前と同じ ようにこのプロセスをさらに二度繰り返します。

これで一人目とのプロセスは終わりですので、自分が恨みを感じている次の人に現れてくれるようお願いします。


アトピーなどの皮膚に出る症状


アトピーについては別に項目がありますが、皮膚に症状が出ている場合に考える可能性としては次のようなものがあります。

自尊心が低い場合、怒りなどの感情が溜まっている場合、周囲の環境を安全だと感じていない場合、そして体内に毒が蓄積されていてそれが排出されている場合、などです。

自尊心については、恥・羞恥心などにも関連します。あるいは場合によってはセックスに伴う罪悪感が皮膚の症状として出ることもあると思われます。

怒りなどの感情が溜まっている場合は、その感情の原因となった経験や周囲の環境を判断して、その感情を解放してあげることが必要です。赦しのプロセスも定期的に必要かも知れません。

周囲の環境を安全だと感じていない場合については、自閉症や多動症、あるいは精神的な疾患の場合もありますが、恐怖心の根幹となっているエッセンスを判断して、それを解放することが重要かと思います。

毒素の蓄積については、皮膚も毒だしの器官ですから、それを薬などで抑圧することがないように(日常生活に重大な支障がある場合は判断が必要ですが)、徐々に毒を出していくことをサポートするようにします。


感情を解放するーブランドン・ベイズのジャーニー

過去にトラウマなどを経験して、その影響が残っている場合。

人は日々様々な感情を経験していますが、典型的に小さな子供の場合を見ると、欲しい物が与えられなかったり、悲しかったりしたら子供はすぐにその感情を表現します。

一通り泣き叫んでしまうと、その後、結構ケロッとしていることも多いと思います。本来はこれが自然な感情の表現なのです。

しかし、最近の子供は大人のような振る舞いを小さい頃から期待され、身に着けてきていますから、比較的小さな頃から自分の感情を抑圧してしまう傾向にあります。

また、ある程度大きくなった人の場合、人の目、或いは自分に期待される役割を意識して、この感情を表現しないことも多くなってきます。


このような表現されなかった感情が体の中で消化されていればよいのですが(例えば、時々ガス抜きをする機会があるなど)、時にはこれが蓄積して体に負担となってきます。

何度も繰り返される感情的経験は、本当は体がその感情が蓄積されているから、それを出したい、解毒したいということなのですが、このように感情を出さないで溜めてしまうと、次には肉体レベルの症状として出てくることになります。

これが肉体レベルで病気になる、あるいはある症状が出てくる大きな理由だと思います。


セラピーでは、過去や最近のその方がどのような経験をしてきて、そこでどのような感情を持ってきたか、そしてその感情を表現して解消する機会を持ってきたかどうかを判断して、感情の解放のお手伝いをします。

人の感情には様々なものがありますが、突き詰めていくと、結局は恐怖、悲しみ、そして怒りになっていきます。


巷には、過去のトラウマを再体験することによって、その感情を解放しようとするセラピーもあるようですが、これも一つの方法です。

実際にそのエッセンスとなる感情を感じた典型的な経験を思い出して、そこでの感情を解放してしまえば、その後の数々の経験の一緒に解決してしまうことも少なくありません。

ブランドン・ベイズ氏が提唱しているジャーニーというセラピーでも、これを狙ってワークをしていきます。

但し、あまり個別のトラウマ経験の細部に拘ってしまうと、ネガティブなものばかりに集中してしまいますから、感情を通り抜ける時間は出来る限り短いものとすることも大切かと思います。


前述の通り、だいたい恐怖・悲しみ・怒りの3つくらいのどれに相当するかを確かめて、それを通り抜けることに集中するほうがよいかと思います。

尤も、怒りの層の下に悲しみの層があり、それを通り抜けると存在の恐怖の層がある場合が多いですが。


怒りを本当に強く経験すると、それは自分の体が火で燃え尽きて灰になるような体験をすることもあります。

悲しみの場合は、自分が液体になって、地面の上にある水溜りになる体験。

恐怖の場合、自分の存在が消えてなくなる体験。


ここまで行くと、それを通り抜けた向こう側にあるものが、いわゆる「無」、「全体」、「宇宙」、「光」、あるいは「愛」であることが体験できます。


これは、ある意味で悟り体験のようですが、人生は奥深いものがありますから、本当の悟りとはもっともっと深く、大きなものなのでしょう。

うつ傾向など

お医者様による診断名や、その程度には様々なものがありますが、ここでは広い意味でうつ傾向ということに対するアプローチの可能性を書いてみます。

もちろん、個別でその要因は異なりますので、飽くまでも一般的なことに限ります。


まず、うつ傾向をお持ちの方は感受性が豊か・敏感だと思われます。

これは他人の気持ちを感じ取れるということですから、基本的には悪いことではないと思いますが、あまりに敏感すぎると、自分と他人の区別がつきにくくなり ますので、エネルギーの使い方としては好ましくないということになります。

特に、親が厳しかった場合、親の価値を押し付けてきた場合、あるいは親が魂の年齢としては経験不足だった場合などは、子供には親の顔色を伺う傾向が残りますので、このような過敏な感受性を持ち続けることもあります。

この場合、まずは自分をしっかりと持つこと、他人の影響を切り離すこと、そして自分の気を張ること、が大切かと思います。

別の表現で言えば、自我をしっかりと持ち自分の体・エネルギーをしっかりと「所有」すること、自分のエネルギーフィールドに入ったもの・人・存在をつかん で取り除くこと、エネルギー的に親や恋人などから刺されたエネルギー上のコードを抜くこと、自分のオーラ境界を常に保つこと、どうしても入ってしまうこと もありますからエネルギー的に自分をキレイに保つように管理する、ということになりますでしょうか。

うつ傾向の一部には憑依に関連しているものもあると思われますが、そこで本人が惹きつけてしまった存在(未浄化霊など)に対する過度の同情もあり、本人のなかの未解決の課題に共鳴しているものを惹きつけた結果です。

エネルギー的な状態としては、魂が体から抜けてしまっている、地上に留まりたくないと思っている、グランディングが出来ない、オーラに明らかな穴が開いている、自分以外の存在と一体化している、エネルギー上のコードが刺さっている、依存心が強い、など。

対処法としては、エネルギー上のヒーリングやフラワーエッセンスでオーラを修復し、入ってしまったエネルギーを取り除くこと、ご自身でオーラを保てるようなテクニックをご紹介する、自我を強化する手助けをさせていただく、体の中に留まるようにする、生活習慣やお住まいの場の波動などについてのアドバイスをさせていただく、リーディングで有益な情報をお伝えする、などです。



体質的には、自己犠牲の傾向、あるいは自己破壊的な傾向を持っている場合があります。これは家系の影響もありますし、「過去生」に関連している場合もあります。

もちろん過去生を信じる必要もないですし、また過去生に「起因」するとは思っていません。ただ、過去生の画像みたいなものが見えれば、それは今の問題を解 決する鍵になり得るということです。過去生での自分を客観視することは比較的容易ですので。

自己犠牲とは、自分の感情を抑圧してしまう傾向です。しばしば抑圧している感覚さえない場合も多いです。これは深いところで自分自身にウソをついているということになりますし、その結果、罪悪感とともに、魂の強い怒りが溜まっているように思われます。

自己破壊的傾向は、自己犠牲傾向の前段階であったり、その進行形であったりしますが、自分がどうなってもいい!という感覚、自己懲罰的傾向、ネガティブな領域でジェットコースターに乗ったような感覚が実は楽しいと感じている、など。

これはカウンセリング、ヒーリング、フラワーエッセンスも使えますし、ホメオパシーにマイアズムという概念がありますので、その種類にあったレメディをお渡しすることも出来ます。特に肉体的に症状が出ている場合は有効かと思います。家系の影響は、ブッシュエッセンスではボアブも使えます。



通常、その方がこのような経験をしている理由、そこでの学びのテーマは「愛」です。

愛をもらえなかった、愛を奪われたと感じた、人から愛されていると感じない、自分を受け容れ愛することが出来ないと感じる、愛し方がわからないと思ってい る、愛の欠乏感が強い、宇宙から愛されていると感じられない、など。


魂の成長段階として、一つの人生の途中でも、あるいは生まれ変わりのある段階でも、大きな学びを経験して、それから学びを得て、克服しようとする時期もあるようです。

オーストラリア・ブッシュ・フラワーエッセンスのイアン・ホワイト氏は、これを「マック・トラック経験」と呼んでます。マック・トラックとはアメリカなどで見られる超大型のトラックのことで、これに轢かれるようなとても衝撃的な経験のことを指します。

しばしば、その人の人生の節目にあたり、生活・人間関係などでも大きな変化を伴います。

マック・トラック経験は、程度の差こそあれ、誰にでも起きているものです。自分が生まれる前に決めてきた人生の青写真の通りに進むため、或いは、その青写 真からはずれていることを思い出させてくれるために起きるものです。

マックトラック経験で、どれほど「苦しむ」かは、その大きな流れにどれだけ「抵抗」しようとするかにもよります。時には、抵抗しようとしまいと、流れは進んでいきますので、抵抗するだけ自分がつらくなってしまいます。

この側面からは、フラワーエッセンスでとても効果的なものがあります。オーストラリア・ブッシュのセットでは、転換期を乗り越えるボトルブラシや、魂の暗闇の時期に適当なワラタ自分のこだわりを手放すためのボロニアなどが代表的なものです。

場合によっては、数秘術やリーディングなどを使って、魂がどの成長段階にあるかをアドバイスさせていただくこともあります。

あるいは、状況よっては、インナーチャイルドワークや感情解放のワーク、体とのコミュニケーションを強化することによって体のヘルプを得るように促す、自分の意識をキリストや観音のような愛に満ちた高いエネルギー存在に繋げることによって自分の内部を満たす、日常の幸せや周囲が与えてくれる「大きな愛」に注意を向けるようにする、などが出来るかと思います。


とは言っても、実際にはクライアントの方のお話を徹底的にお伺いした上で、私に出来ることを求めた結果出てきたことをさせていただきますので、基本的に上述のような定型メニューに従っているわけではありませんので、まずはご相談ください。

マクロビオティックとホメオパシー・フラワーエッセンス(ショ糖やアルコール)

マクロビオティックをやっている方の場合、ホメオパシーのレメディやフラワーエッセンスを摂ることに抵抗がある場合がありますので、どうにか妥協点を見つけようと思っています。

以下はそのような場合にどのような対処法があるのかを考えてみたものです。

まず普通に使われているホメオパシーのレメディは金平糖のような小さな「砂糖玉(ショ糖)」ですので、砂糖を断っている方は抵抗があろうかと思います。

量的には一番小さいレメディを使えば、直系1ミリくらいの玉を、ケースバイケースですが一日1〜2回程度ですので、恐らくマクロビオティックを始められる前に摂っていた量や、砂糖を含む食べ物に比較すれば、その影響は極めて限られている(レメディの効果とのバランス)と考えていただけるものかも知れません。

まあ、実際に一回摂ってみて、どれだけ影響があるかを感じてみることも必要かもしれません。

砂糖の味への依存については、レメディの玉は、口に入れると1分も経たず、すぐに溶けてしまいますので、味わうほどのことではないかも知れません。

もちろん、マクロビオティック的な観点ではなくて、糖尿病などの原因で砂糖摂取を気をつけている方の場合は、キシリトールなどの砂糖代替物を使ったレメディもあります。

もしどうしてもショ糖に抵抗があるという方の場合、その他の方法としては、ショ糖玉以外の媒体を使うことも出来るかも知れません。

例えば、水を小さなボトルに入れて、それに波動を加えることも出来ます。この場合、水が腐らないようにしなくてはなりませんので、浄水器やミネラルウォーターではなくて、精製水を使ったり、かつボトルをすぐに冷蔵庫などに保存していただくケアは必要かと思います。

この保存のためには、塩、酢(梅酢も可)、植物グリセリンを使うことも出来ます。

因みにこれはLMポテンシーとは違います。

あるいは、玄米を炒ったものを媒介にする可能性もあると思っています。そこに波動を加えて、1〜2粒食べることになります。実際にレメディとしての効果を測定したことはありませんが、充分可能だろうと考えています。

またアルコール摂取に 抵抗がある場合、レメディに波動を加える時の原液が高濃度のエチルアルコールでもありますが、これは量が極めて少ないことと(例えば15グラムくらいのレ メディの量ーーここから1粒ずつ飲みますーーに数滴のアルコール)、90%以上のアルコールなのですぐに揮発してしまい、体に入る量はほとんどないと思わ れます。

次に、フラワーエッセンスのほうは、水が腐らないように保存料としてブランディが入っている場合が多いので、アルコールに抵抗があるかも知れません。

これはホメオパシーのレメディとは違って、アルコールの量が比較的多いのですが、それでもストックから実際に服用する段階のドーセージボトルを作るときに、アルコール(ブランディ)を加えなければかなりアルコールの量は抑えられます。

例えば、ストックのボトルにブランディが40%量入っているとして、そこから数滴(セットによって異なります)を15ミリの水に入れてドーセージボトルと なりますので、40%をさらに15倍くらい薄めたもの、つまり普通のブランディを37倍に薄めたものを一日に数滴、ということです。

水が変質しないようなケアは必要ですので、上のホメオパシーのレメディであげた方法をご参照ください。

口に入れない場合であれば、スプレーにするとか、コメカミや体の適当なところに擦り込む、出来る限り純粋なベースクリームに加える(カルフォルニアのFESがSELF−HEALというベースクリームを売っていますし、椿油やオリーブオイルなどから自分で作っていただいてもいいかと思います)、エッセンスの入ったボトルを握って寝るなども可能です。

あるいは、効果のほどは個人によって異なると思いますが、使いたいエッセンスの花などの写真があれば、それに集中して瞑想して、そこからの癒しのエネルギーを受け取る・助けを求める、ことも充分効果的だと思います。

セックスレス(1)

セックスレスになる原因には、色々なものがあると思いますが、一つの可能性として考えるところがあります。

実際に私がやっているセラピーでそのようなお悩みが出てきた時には、個別で考えますので、別にこれが定式になっているというわけではありませんので念のため。


まず、女性側。

自分の女性としてのセクシュアリティを受け容れることに何かの抵抗があることが多いように感じます。

それは親から教え込まれた、自分のセクシュアリティを表現することは恥ずかしい・はしたないこと、例えば、セックスは恥ずかしい・汚いもの、それを求めることははしたないこと、などです。

ここで思い出すのは、イギリスで行われていると聞いている「女神」のワークショップです。

自分が女神であることを受け容れて、それを祝福することを経験しようというワークショップらしく(当然私は参加したことはありませんので)、それに参加すると、自分が女性・女神の存在だということを表現する許しを自分に与えることが出来るようです。

すると少しくらい背が低いとか、もっと痩せなくてはとかくよくよ悩んでいることがバカらしくなって、これまで抑圧してきたもの、怒りとか恥ずかしがりやな内なる少女などを表現することを経験するようです。女性として生まれてきたことが本当にラッキーなことだ、と感じるのです。

残念ながら世界の各国で女性は自分を制限して規定の枠にはめる仕組みの影響を受けてきてしまい、本当の自分の表現が徐々に出来なくなってきたと思います。

おそらく歴史的にはこれはつい最近のことだとは思いますが、ひ弱な男性が女性に恐怖を植え付けて、女性のパワーを奪ってきた側面もあるでしょうね。

例えば、昔は家族の健康を管理していたのは女性陣で、その母性の癒しを為してきたのに、今ではその力は医師に差し出されてしまっています。

このように女性が本来持っている力を手放すことによって、個人としての自尊心が傷つけられていることもあります。

感情的な人との繋がり・ハートの繋がり、つまり他人から受け容れられているという感覚の代替としてセックスを使う場合もあろうかと思います。

この自分のセクシュアリティを受け入れ、それを表現することが出来るようにサポートさせていただくためには、エネルギー的なワークでこれらの制限を外すようにすることと、フラワーエッセンスなどを使っていくと思います。

同時に、個別のトラウマや悲しい経験などについては、お話をさせていただく途中でその解消・緩和に適当なフラワーエッセンスやレメディなどをお勧めすることになろうかと思います。

次に男性側ですが、これはまた別項で。

セックスレス(2)

女性側のチェック・ポイントはまだありますが、次に男性側について

基本的に男性はとてもか弱い存在ですので、恐怖心から自分のセクシュアリティを受け容れられないというパターンがあるように思います。

例えば、相手に拒絶されることが怖いため、人との親密なかかわりを回避するようになることもあります。生身の相手に気を遣って一緒に経験するといったことが面倒だと感じてしまいます。

それは、相手を満足させられなかったらどうしよう、相手から拒絶・否定されたらどうしよう、自分の体を受けられなかったらどうしよう、といった恐怖から、 そのリスクがないバーチュアルな相手(DVDとか風俗とか)を好むようになることもあります。

さらに進むと、自分がそのような親密な関係や、パートナーとのシェアを回避しているという認識もない場合もあろうかと思います。つまり、仕事が忙しいか ら、他にやることがあるから、相手が乗り気でないようだから、などなどの理由をつけて、回避を正当化し始めるのです。

相手に飽きてしまった、というのも回避の正当化である場合があるように思います。自分が親密な関係を結んで、それを育んでいくことによって、親密な関係性 がつくられているのが寧ろ怖いと感じるために、それに直視するより、その関係を更に深くすることから逃げることになります。

このようなコミットメントの弱さはその人の人生の他の部分にも影響を与えることもあり、全般的に優柔不断になる傾向もあります。

男性が傷つくと、自尊心も傷つきますが、深いところで恐怖が残ることが多いようです。つまり第一チャクラのバランス不調になります。

親密な関係を怖がっていると、相手に対するケアがおろそかになります。相手のことを本当に見て、それを受け容れる(=愛する)ということは、それだけ自分 を開示することになりますので、それを怖れる結果、セックスにおいても自分勝手な行動をとることも多いように思います。

経験が不足していること、それにポルノなどで間違ったイメージを植え付けられている部分もありますが、自分勝手なセックスは、ある意味で排泄行為に近いものになってしまうように感じます。

最近の女性では少なくなってきたのかも知れませんが、女性側もこのような自分勝手な男性の態度を、こんなものか……、と受け容れてしまったら、これは関係 を深めることにはなりませんし、その爆弾が何かのきっかけで爆発すると大変なことになってしまいます。

これらへの対処法としては、第一チャクラの強化、プロテクション

それから、自分勝手な態度から抜け出て、相手の気持ちを考える繊細さを身に着けることかと思います。

傷ついてしまった自尊心は、徐々に回復させるようにワークをしていきます。

コミットメントの弱さについては、その人の人生の他の側面にも現れていることが多いですので、そのあたりからご本人の意識に働きかけることができます。

これらワークは、フラワーエッセンスの助けを借りると同時に、ご本人の意識を拡大していくようにします。

繊細さが必要なのであれば、エネルギー的に男性の中の女性性の部分を活発化させるなど、第一チャクラからエネルギーを抜くようにしてもらうことも可能です。

もちろん、個別のケースによって対処法はかなり違いますので、まずはご相談ください。

あと、セックスレスの関係における二人の間のコミュニケーションの問題は大きなポイントのようです。

要するにセックスの話題、自分の感覚を相手に伝えることに対して、大きな罪悪感をもっているなら、それを緩和するようなエッセンスやエネルギーワークを 行っていきます。まあ、相手のことをケアするようになれば、二人の間のコミュニケーションはほとんど自然に改善していくように思いますが。

セックスレス(3)−男性が女性を「母親」か「友人」として見られない

パートナーを「母親」や「友人」としか見られないというのは、結構共通して男性が持つ感情みたいですね。

「友人」というのは、ある意味でたいへん素晴らしいことで、やはり人生の大きな部分をシェアして生きていくわけですから、「コムラード」「戦友」みたいな感覚は大切ですし、とてもよいことだと思います。

「母親」については、男性にとって女性に受け容れてもらいたい、護ってもらいたい、包み込まれたい、甘えたい、というニーズがありますから、それが強く出てしまった時には、「母親」的な存在としか見られない、ということはあると思います。


それは自分自身のなかの癒されていない・満たされていない部分が、それを前面に出させているところでもあると思っています。つまり、インナーチャイルドが根本にあるのかも。


その場合、自分の癒されていない部分を癒すことが大切で、 セラピーを受けてもよいですし(別にセックス・セラピーみたいなものでなくても、このような癒されていない部分は人生のほかの局面でも出ていることが多い ですから、それを全体的に扱うようなセラピーでよいと思います−−私はそれを目指してます)、或いは、内観のようなものをしてみて、自分の子供時代を見つ めることも出来るかと思います。(ブッシュ・エッセンスなら、例えばボトルブラシ、スタート・デザート・ピーなど)


他方、解決方法の一つの可能性として、男性は自分の性的ニーズのためではなく、相手にいかにして喜んでもらうかを意識するといいかも知れません。結局男性の性は単純なものですから、複雑な女性性を知って満足させることが挑戦みたいに感じたら闘志が出てくるかも……。

最初は「挑戦」だとしても、それが相手を思いやる気持ちになりますし、それが愛を深めることにもなってくると思いますので、これはお二人のためになることだと思ってます。(ブッシュ・ガーデニア、フランネル・フラワー、リトル・フランネル・フラワー、スタート・デザート・ローズなど)


あと、これはお二人の関係性によりますが、女性が「母性」を前面に出してきている場合もあります。これは自分の女性としての性に罪悪感や羞恥心があって、女性として表現することが難しく感じている場合などです。

女性にとって母性を出すほうは簡単ですから、ある意味でそこに「逃げ込んでいる」部分もあろうかと思います。(ビリー・ゴウト・プラム、ドッグ・ローズ、リトル・フランネル・フラワー、ファイブ・コーナーズ、レッド・ヘルメット・オーキッドなど)

もちろん、男性側が包まれる・甘えるニーズが強いと、自然と女性は母性を出すようになるので、双方が選択しているということでもありますが。


端的に言えば、自分を一人の大人として自立させる、というところ、それから愛について学ぶ(引っ張る小さな愛と、相手を受容する大きな愛のバランス)、というあたりが、セックスレスの根本的な課題なのかな、と思っているところです。 (ボトルブラシ、ボアブ、ファイブ・コーナーズ、ブルーベル、ウェディング・ブッシュなど)


セックスレス(4) セフレは欲しい・いるけど……

家ではセックスレスだけれども、セックスフレンド(SF)はいる・欲しいと思っている場合です。ただし、使えるフラワーエッセンスなどは省略します。


仮に、男性側がそういう状態だと仮定します。

女性・奥様が公認している場合もあるかも知れません。

例えば、二人の関係が極めて友人に近いものになっている場合、オープンな関係(相手以外の人と恋愛してもよいが、例えば今の枠組みは崩さないようにする) になっていることもあるかも知れません。その関係でお互いにハッピーなら、それはそれも一つの関係かと思います。

ただ、通常、セックスレスで悩んでいらっしゃる場合、本当に望んでいらっしゃるのは感情を伴う「本物の」関係性なのではないかとも感じます。

ではSFとそのような関係が築けるものか、 というところですが、個人の感じ方は色々ありますから何とも言えませんが、一般的に最初はSFで、お互いに束縛しないようにしよう、と考えていたとして も、人には欲がありますから、結局「自分のものにしたい」「他人には渡したくない」「もっと一緒にいたい」という風になるパターンが多いのではないでしょ うか?

恋愛はとても強い感情のチャージを伴いますから、そうなるのも正常だろうと思います。

例えば、避妊をしていたとしても、SFとの間に子供ができたとします。堕胎はとても女性の体・心に大きな傷を残すことが多いですから、妊娠すると女性は母 性が大きく出てきて、やっぱり子供を産みたい、家庭を作りたい、と思われないでしょうか?

その時に、男性としてはどうするか? 相手のことを本当に思いやって、大切に思っていたとすれば、自分の心のパートナーにそのような経験をさせることは、苦しいことにならないでしょうか。

妊娠していなくても、例えば(これは男性側からも女性側からもあり得ますが)相手に飽きてしまった、相手との関係が上手くいかなくなったら、また新しいパートナーを探すということにならないですか?

このような行動の根本にあるものは、ひょっとすると「愛されたい」という気持ちなのかもしれません。つまり誰かに愛されているという感覚が欲しい・そこに欠乏感があるので、それを満たそうとしているのかも。

誰でも愛されたいと思っていますし、それが生命の危機に直結していると感じる場合も多いと思います。これを乗り越えるためには、色々な方法がある思います が、一つは自分が愛を受け取っていることに気付くことと、自分のなかを何らかの方法で満たすことから始める、というあたりでしょうか。これについては複雑 なので、別に譲ります。

もう一つの側面としては、目の前の関係性を改善させることから「逃げている」部分もあるかも知れません。これはコミットメントの弱さということになりますが。

そのような方の場合、しばしば子供時代に親が子供の先回りして世話をしてきたとか、或いは親が決めたことに従わざるを得なかったケースもあります。そこで生まれた従順さ、或いは反抗心の根っこには、外部への依存があるように思います。

この依存傾向は薬物などへの中毒という形でも出ることもありますし、または自分の人生の目的へのコミットメントの弱さという風に出ることもあります。

どのような関係でも、かつ、それが親密なものであればあるほど、恋愛初期のように相手の姿が理想的で欠点が何もないように見える時期を過ぎると、相手の本 当の姿が見えてきたり、どうしても埋まらない価値観や見解の相違が出てきたりして、難しい時期がやってきます。

その時に、相手を思い通りにしようとしても事態は悪化するだけですので、相手をそのままどれだけ受け容れることが出来るか、が試されているように思うのです。因みに「受け容れる」というのは、相手の言いなりになる、というのとは違います。違いは違いとして認め合って、そのような違った個性を持った相手を敬意を持って受け容れるということです。

しかし、恋愛の延長線上にいると、そこにあるのは「愛されたい」「自分の思うとおりの人でいて欲しい」などですから、基本的なベクトルは「自分のため」なのだと思います。

「自分のため」の状態に留まると、関係性がうまくいかなかった時には、そこから逃げようとしたり(浮気に走るとか、自分の趣味に走る、相手の話を聞かなく なる、など)、または、相手を責め始めたりすることもありそうです。

この状態は、「相手を受容する」愛とは違ったものになってきますよね。相手を受容する愛が、人生のパートナーに対する愛であり、家族愛、母性愛、父性愛の基本にあるように思います。

恋愛も、「自分のため」からスタートすることが多いと思います。その内、相手の本当の姿(自分の理想とは違った面)、相手と自分の考え方の違い、などが明 らかになってくると、「自分のため」の恋愛から抜け出して、そこで相手をそのまま受容するようにすることで、もっと大きな愛になっていくのだと思います。


でも、もし、自分のパートナーと関係がワークしない、どうしても価値観が違う、人生のパートナーとしてお互いに不幸になる、ということなら、相手とフランクに話して解決するようにする(それは関係を改善するのか、お互いに違う道を歩むことを決めるのかはわかりませんが)というのも、お互いのためになる、誠意ある対応だろうと思います。

もちろん、社会的・経済的・家庭内の色々な課題が絡まってきますので、二人だけの問題とはいえませんが、まずは二人でどうするのか、どうしたいのか、を話し合いはじめることが大切なのではないでしょうか?

それが相手が新しいスタート切ることを可能にしますし、ひいては自分が望む状況が一日も早くやってくる、ということに繋がると思います。

余談ですが、もしパートナーに隠れて外で関係性を持っている場合、大部分の人はそこに罪悪感がありますので、これがEDの大きな原因になっていることも多いと思います。

憑依を言い訳にしないで

よく「狐つき」とか「憑依された」という話を聞きますが、そこで思うのは、それを言い訳にして目の前の問題から逃げているのではないか、ということです。


例えば、自分の知っている人が何かに「憑かれ」て、異常な行動をするようになったとします。周囲の人は、だから「お祓い」や「浄霊・除霊」をしてもらわないと問題は解決しないと考えてしまう傾向があるように思われます。

すると、問題は自分の手を離れてしまうので、その「憑依された」人がなぜそうなったのか、そこでは何が起きているのかを考えることをしなくなってしまいそうです。


他でも書きましたが、もともと「憑依」を「自分とは異質なエネルギーが入ってきたこと」と捉えると、誰にでも日常茶飯事的に起きていることなのです。

例えば、人の念を感じることもそうですし、ある場所に行ってその土地のエネルギーを感じた場合もそうです。あるいは、電磁波で頭が痛くなるのも同様です。 それが「良い」ものであっても「悪い」ものであっても、私たちにエネルギーフィールドは日常的に色々なものの影響を受けています。


問題はその入ってきたエネルギー(波動と呼んでもいいですが)を自分で排除できるかどうか、なのです。自分のエネルギーフィールド(オーラ)を本当の意味で「所有」出来ていれば、そこは不可侵の領域ですから、異質なものを排除することは出来ます。

入ってきているものが生きている人のものであっても、未浄化霊であっても、あるいはエレメンタル存在や地球外の存在であっても、それを排除することは可能です。


話し戻して、誰かが「憑依」されたから、それは自分の手に負えない、誰かに除霊してもらわなくてはいけない、というのは、そのもともとの原因から逃げる都合のよい言い訳だと思います。

ひょっとすると、「憑依」された人の自我を強くするサポートをすることが自分の課題かも知れません。通常、その人を本当に愛することで解決することも多いと思います。

その人は何らかの理由で自我が弱くなってしまい、自分の体から抜けてしまう傾向があるのかも知れません。その原因となった「ココロの傷」を癒すこと、その 状態にある相手を受け入れ、本当に愛すること、それが課題なのかも知れません。

このような課題を直視することから逃げて、それを「憑依」によるものだと片付けてしまう傾向は、過去に治癒不可能だとされた病気(結核やハンセン病など)の人を「隔離」して、表社会から見えないところに置いてしまう傾向と似ているように感じます。


霊が怖いものだというイメージは怪談やポルターガイストなどから植え付けられたものもあるかも知れません。しかし、本当に怖いのは生身の人間だと思うのです。

肉体を持たない霊と異なり、物理的な肉体を持っている生身の人間は、体がありますから、包丁を持って人を傷つけることも出来ますし、物理的な制約がありま すから一度動かし始めたら慣性がついてしまうという面もあります。

帝王切開と頭蓋仙骨セラピー

頭蓋仙骨療法(クレイニアル・セイクラル・セラピー)というのがあります。

オステオパシーの一種とも言えますが、患者の方がベッドに横になって、施術者は患者の後頭部の下に手をいれたまま、しばらくじっとしているという感じのセラピーです。

この療法は、肉体には本来持っている幾つかのリズム・流れがあり、頭蓋や仙骨に手をあてて、そのリズムを本来のものに戻すことによって、頭蓋などのズレを 補正して、自然治癒力を刺激するものだと理解しています。

このリズム・流れは、例えば呼吸のようなもので、生命の息(BREATH OF LIFE)と呼ばれ、複数の骨からなっている頭蓋は、そのリズムでゆっくりと振動しているとされています。

この療法が特に効果的なのは、クライアントの方が帝王切開などで生まれた場合です。

ご存知の通り、出産の時には胎児は狭い産道を通るため、自分の頭蓋骨を組み替えてき ます。これが自然の出産であり、これは母親の骨盤を通るギリギリの大きさに頭を留めるながらも、胎内で出来るだけ大きく育つことを可能にするために起きる ことだと考えられているようですが、実はこの頭蓋骨の組み換えを通り抜けることが人間にとって重要な意味を持つようなのです。

この頭蓋骨の組み換えをせずに帝王切開で生まれてきた子供は、例えば学習障害や自閉症、アルペルガー症候群、アレルギー、中耳炎・鼻炎などの傾向を持つことがあります。

これを補正するためにクレイニアル・セイクラル・セラピーが有効だと思います。

この療法は極めて穏やかで優しいもので、外部から力で頭蓋骨や仙骨を補正するようなことはしません。実際に加えられている力は数グラム程度のものなのです。

オステオパシーも流派によっては薬を積極的に使うものもあるようですが、私が知っている限りこの頭蓋仙骨療法では薬は使われません。

私がイギリスでセラピーをやっている時には、他の療法ではなかなか治らない症状がある場合、一つの可能性としてクライアントの方にご紹介していたのですが、日本ですと良い頭蓋仙骨のセラピストを知りませんので、なかなかご紹介できない状態です。

セックスレス(5)−EDのパートナーとの場合

最近、セックスレスについてSNSに書き込んだことに若干手を加えてみました。


悩みはパートナー(男性)がEDなのだけど、その話を出すと相手を傷つけたり追い込んだりしてしまうのでないかと、なかなか話し出せなくて困っているということでした。

指と舌で自分を微妙な気分にさせておきながら、いざとなると勃たない……、ということらしいです。


そこで一つ思ったことは、

セックス=挿入 だと思っているのではないか?ということです。

確かに挿入すれば一体感は違うと思いますが、セックスはそれだけではないですよね?

体を近づけて親密な感覚を味わうことでもあり、普段の生活ではなかなか許されない自分の体を使った表現の場、ということでもありますよね。

例えば、相手が準備が出来ていないのであれば、じっと抱きしめて・抱きしめられて、という状態ではダメなのでしょうか?


もし、自分のパートナーが下半身麻痺になったとしたら、どうされますか?それでセックス(挿入)出来なくなったから、親密感を感じられない、愛し愛されることが出来ないとお考えでしょうか?


少なくとも、彼が(指や舌などで)あなたに感じて欲しいと思っているという気持ちを受け容れてあげることも大切なのではないでしょうか?

もしその際の彼のやり方に問題があるのであれば、私はこうして欲しい、このほうが好き、ということはコミュニケーションの一部ですから、それは話せばよいことかと思います。

例えば、肩が凝ったから揉んでもらうときに、もっと右とかもっと優しくとか言いますよね?それとセックスと基本的には同じだと思うのです。相手の好みを知 ること・それを知らせることは、女性から求めることはハシタナイと感じる部分はわかりますが、その罪悪感・コンプレックスは出来る限り捨てて、それでも やっていくことが大切だと思います。それによって、愛する人と本当に親密な関係が築けるのですから。


いろいろな刺激を与えて女性の気分を上げるだけ上げておいてそのまま放置するということなら、それは女性にとってはストレスになりますから、その段階で女性側がそれなりにキチンとオーガズムを感じるようになれば、挿入に対するプレッシャーが軽くなるように思います。

これは自分が勝手に一人で盛り上がって感じている、というのとはこの場合は違います。なぜなら相手がEDであれば、それは感じてもらえることが相手が望んでいることだからです。

相手は自分にいい気持ちになって欲しい・感じて欲しいと思っているわけですから、それを受け容れて、自分の体で感じることを自分に許可することが求められていると思うのです。


また、もし女性の肉体的な欲求をそれなりにでも満足させることが出来れば、それは男性にとっても自信になりますし、本当に親密な時間を持つことが出来るように思います。

そこで、女性が母性を発揮して、自信をなくして怖くなっている男性を優しく包み込むことが出来るようになれば、男性は自信を回復していきます。

結局男性は小さな男の子と同じなのですよね。怖くなったら自信もなくなるけれど、ちょっと力づけてあげると調子にのって、ダダッと駆け出して行ってしまうようなものです。


これらをサポートしてくれるものとして、オーストラリア・ブッシュ・フラワーエッセンスがセクシュアリティについては強いです。セクシュアリティのコンビ ネーションでも可能でしょうし、男女に共通して、スタート・デザート・ローズ、フランネル・フラワー。女性にはビリー・ゴウト・プラムやファイブ・コー ナーズなどもお勧めです。

統合失調症

統合失調症という病名があります。WIKIPEDIAによれば、次のようなタイプと症状が出るとされています。

これについて、例えばどのようなアプローチがとれるかを書いてみます。

ご注意していただきたいのは、実際にセラピーにいらっしゃった方がお医者様から統合失調症という診断を受けているか否かに関わらず、その方に出来る限り合わせた対応をさせていただきますので、実際には違うことをするかも知れないということです。また、私のアプローチは統合失調症を「治療」しようとしているのではなくて、その方の全体を見て、私が出来るサポートをさせていただいているので、既存の治療を受けていらっしゃる方はそれを継続することをお勧めしています。投薬を受けている場合も、それを止めてくださいとは申し上げません。


また、最初の強調させていただきたいのは、あるアプローチから見れば原因不明だったり治療不能だったりしたとしても、別のアプローチからは対応できる可能性もある、ということです。

言葉を例にとれば、雨=RAINではないですよね。日本では雨といっても、小雨、涼雨、時雨、慈雨、地雨、五月雨、霧雨、村時雨、秋雨、など色々な区別が あります。エスキモーの言葉では「雪」を表現する言葉が多数あるそうです。このように見る環境や見る位置が違うと、違うものが見えてくることもあります。 両方がお互いを理解しようとして、それぞれのよいところを相互に取り入れて、昇華させて新しいものを創ることが出来れば理想的だと思います。

では、とりあえずWIKIPEDIAの説明に沿ってアプローチを考えてみたいのですが、

1.思考過程の障害
(1)連合弛緩、滅裂思考 (話の脈絡がなくなる)、的外れな応答 (他人の質問に対し、的外れな答えを返す)

これについてはグラウンディング(自分自身をシッカリと体のなかに入れること、地面に足をつけた状態を保つこと)を強化することが出来ると思います。一時的には、グラウンディングを強制的に行うこともしますが、基本的にはご自身でグラウンディングを強化するような練習をしていただいて、それをサポートするようなフラワーエッセンスなどをご紹介します。

(2)妄想(被害妄想、周囲の出来事を全て自分に関係付けて考える、常に誰かに見張られていると感じる、誰かに追われていると感じる、内的不安を外部に投 影することによる妄想、患者の実際の状態よりも、遥かに偉大、金持ちだ等と思い込む、自分は神だ、などと思い込む、配偶者や恋人が不貞を行っている等と思 い込む、飲食物に毒が入っていると思い込む、自分は天皇の隠し子だ、などと思い込む、自分の家族は本当の家族ではないと思い込む

これは、自分の周囲の境界を強化す るようにサポートします。人は日常的に周囲から様々な影響を受けていますが、周囲の影響を受けやすい・それが残りやすい人もいます。それは疲労や依存を生 むことも多いですし、自分が気付かないうちに変わってしまったり、自分が何なのかわからなくなってしまったりすることもあります。いわゆる「憑依」という ような現象が出ることもあります。

しかし、その原因の大きな部分は入ってきたエネルギーだけではなく、自分の境界を保つことが出来ないこと、自我が弱くなってしまっていることにあると考えています。

そのもともとの原因・キッカケとしては、もともと繊細な方の場合、他人に同情しやすい人の場合、あるいは自分の負ったココロの傷に共鳴している部分もあります。自尊心が低ければ誇大妄想・血統妄想などがあるでしょうし、不安・恐怖心が深く残っていれば注察妄想や追跡妄想などが出るかも知れません。

対応としては、自分の内部の傷を癒すこと(インナーチャイルドワークや感情解放のワーク、グラウンディング、エネルギーの浄化など)、境界を強化する練習意志の力を強化する練習をご紹介することなども出来ると思います。

また自我の強化のため、手を使った芸術表現などの作業療法もとても役に立つと思います。自分の本質を安全な環境で表現することは、自我の強化と恐怖心の軽減につながりますし、手を使った作業はグラウンディングを強化します。


2.知覚の障害
(1)幻聴、幻視、幻嗅、幻味、体感幻覚

これも境界の強化と自我の強化という線で対応すると思います。実際に入ってきた異物エネルギーは取り除くお手伝いをさせていただきます。


3.自我意識の障害

(1)他人の考えが入ってくると感じる、自分の考えが他人に奪われていると感じる、自分の考えが他人に伝わっていると感じる、自分の考えは他人に知られていると感じる

これはある意味では真実です。というのはエネルギーの世界では他人の考えたことがそのまま流れてきますし、自分の考えは他人に流れていっているからです。 ただ普通の場合、それを意識することはありませんし、あっても入ってくるものを排除したり、自分の自我が強いため、それの影響を受けることがないのだと思 います。

ある意味では、超感覚的に開いている場合もあるかも知れません。これが上手にコントロール・浄化できるようになると霊視・霊聴などが出来ると思いますが、その準備段階としては、入ってきたものを認識できなかったり、入ってきたものを取り除くことを知らなかったり、それに自分自身を明け渡してしまう依存的な傾向もあると思われます。


4.意志・欲望の障害
(1)興奮、昏迷、拒食

自分のなかにある感情やエネルギーを体は自然に解放しようとします。それを意志の力で抑圧すると体はそれをどうにか外に出そうとしますので、肉体的な症状に出ることもあります。あるいはその感情の存在を知らせようとして、周囲の共鳴するような経験を引き寄せます。

その感情・エネルギーがもともと自分のものであっても、あるいは外のものであっても、それを解放しようとする体の反応としては興奮が起きるのだと思います。

拒食などについては、自尊心のアンバランス、グラウンディング、自我の強化、体と仲良くなれない、内部の抑圧された怒りなどがあると思いますので、それぞれに出てきた順番とバランスで対応します。

以上は陽性症状と呼ばれるものだそうですが、陰性症状(感情鈍麻、疎通性の障害、常同的思考、抽象的思考の困難、自発性の低下、意欲低下、無関心)などについては、外部の影響に圧倒された状態なのかと思います。あまりに外部の影響を受けすぎると、自分を守るために緊急シャットダウンが起きることもあります。


最後に精神科のお医者様が使われる薬について。

まず、お医者さまとの相性というのがありますので、これはある程度直感・本能的な部分で選択されることをお勧めします。そのお医者様が真摯に対応してくれているなら、人間として尊敬できると感じているなら、その方の治療はアプローチの違いがあっても役に立つと思います。なぜなら、その真摯な態度がクライアントの心に届くからです。それは「愛」の表現でもあります。

また、基本的に使われる薬は対症療法だと思われますが、確かに一時的に症状を緩和してくれる効果もありますので、息苦しくて窒息しそうな状態からちょっとだけ息継ぎをさせてくれるかも知れません。

この観点からは、一部の代替療法ではこれらの薬を敵視しているムキもありますが、私は必ずしもその立場をとりません。ただ強すぎる薬が多いなぁ、とは思い ますので副作用と薬への依存傾向(これは自我を弱めます)は心配ですが。

セックスレスと自分の生活に夢中になること

最近セックスレスの現象に関心を持つようになりました。これは、人生の悩み全般についてセラピーをしているなかで、自分の人生のいき方と、その人のセックスライフに相関関係があるように思えたからです。なんと言っても、セックスのような地上での生活の基本的な部分はその人の本質が出るところでもあると思いますし。

そこで思ったのは、男性女性問わずですが、仕事などの悩みが大きくのしかかっているため、家庭やパートナーのことを考える余裕がない人が多いようだということです。

確かに30代は働き盛りの時期でもありますし、組織のなかでも有用性が高く、仕事も本格的なやりがいが出てくる時だとは思います。

しかし、それを楽しめていないという人が多いのです。

原因としては、自分の仕事に情熱を感じられない本当にやりたいことか疑問がある、という部分かと思います。

でも、自分の仕事を楽しんでするか否かはその人の意識次第の部分も大きいように感じます。何をやっていても職場での軋轢やプレッシャーはあります。そこでの苦しみも多いと思います。

そこで自分の本当にやりたいことをどれだけ自分で考えて見つめてきたか、そして、自分が求めている長期的な目標をどれだけシッカリと意識しているか、が楽しめるか・充実感をどれほど感じられるか、を決定してきているように感じられてなりません。

もし自分の視線が長期的な目標に定まっていれば、目の前の多少の苦労は苦労にはなりません。例えば、5年後に独立して会社を作ろうと思っている人にとっては、目の前の仕事のプレッシャーや反りの合わない上司はたいした問題にはならないと思うのです。それは将来の成功のための勉強だと位置づけてしまえばよいからです。

この長期的な目標がしっかり定まっていない場合、日々の充実感もないでしょうし、日々のストレスの犠牲者となってしまうように思います。

ということは、学生時代から自分が本当にやりたいことを真剣に探していくこと、自分の強み・弱みを冷静に分析して、具体的な長期プランを立てることが、これまで以上に大切になってきているのだと思います。

結局、自分の人生は自分で創りだしていくものです。自分を組織の歯車と卑下するのではなく、自分が選んでこの道を進んでいるのだと、将来のための準備期間だと認識するようにすることで、組織で過ごす時間も自分のものとしてシッカリ所有することが出来るようになると思います。

不妊症・更年期障害

オーストライラ・ブッシュ・フラワーエッセンス開発者のイアン・ホワイトによれば:

検査でも原因不明の不妊症にはシー・オウクというエッセンスが使えます。

朝・晩7滴ずつを4週間続け、その後2週間休みます。

さらに4週間シー・オウクを摂って、その後2週間休むというサイクルを6ヶ月続けます。

それまでに妊娠しない場合は、フランネル・フラワーを加え、同様に4週間摂り、2週間休むというサイクルを続けます。

彼の経験によれば、これを続けて6ヶ月以内に妊娠しないケースはほとんどないそうです。


もちろん、これで望んだ結果にならない場合は、何か感情的なブロックや、パートナー間に解決しなくてはならない問題(相手に対する愛情やコミットメントの有無など)がありますので、別のエッセンスなり対応が必要だと思います。



また、更年期障害については:

朝晩7滴、、4週間摂って、2週間休み、4週間摂って、4週間休み、4週間摂って、6週間休み、2週間摂って、6週間休み、というスキームを試します。

ここでも、同様にその個別のケースで明らかな状態によって、適切なエッセンスは異なってきますので、別なエッセンスを追加で、あるいはシー・オウクの前に摂ることが適当な場合もあります。

関節の痛み

関節の痛みや部分的な麻痺などについては、大きくわけて二種類があると思っています(病気の分類ではありません)。

一つは、物理的な体に原因がある場合。例えば、昔激しい運動をやっていてその古傷からくる痛み、姿勢が悪く脊髄から四肢に伸びる神経が圧迫されているために起こる痛みや麻痺、など。

この場合、物質的な体の問題ですので、カイロやオステオパシー、スポーツ・マッサージ、鍼灸などをお試しいただき、それをサポートするために、ホメオパ シーのレメディを差し上げたり、エネルギー・ヒーリングをさせていただきます。物質体の異常が取り除かれても症状が緩和しない場合は、次の二つ目の原因を 探ります。

もう一つの種類としては、症状は物質体に出ているのですが、その本当の理由は心にある場合です。例えば、自分が本当に求めている選択をしていない場合など、自分で自分の手足を縛っているケースがあります。

例えば、今の仕事に満足していない、今の人間関係に満足していないのだけれども、経済的な理由、或いは不安感から、自分が本当に求めているもの(新しい仕事や人間関係など)を選択してきていないのです。

或いは、過去の出来事にともなう感情が未消化のまま残っている場合もあります。例えば、誰かに対する怒りを未消化のまま抱えていて、それが関節痛や胃潰瘍 となって出てきている場合、不安に苛まれており誰かのサポートが必要だと思っているのが、腰痛や関節炎として出てきている場合、などがあります。

この場合、未消化の感情を見つけ出して、それを表現させてあげるためにジャーニー(ブランドン・ベイ氏が開発した未解決の感情を解放するセラピー)と呼ばれるテクニックを使うこともあります。

肩や首の凝り

関節の痛みの場合と似たようなアプローチになりますが、特に首や肩の場合、腎臓機能のサポートを行ないようにしています。脱水にも気をつけます。

また、過剰な責任感が肩の凝りとなって出てくる場合もあると思いますので、物質体の症状を緩和させると並行して、心理面のチェックも行います。

  
     


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