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ホリスティック・セラピーは、渋谷から12分の神奈川県武蔵小杉にあるクリニックです。

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アプローチの一例 General Approach

自殺衝動を抑える


VEフランクルから。

「『赤い風車』という映画のある シーン。トゥルーズ・ロートレックが自殺しようとした感動的なシーンを思い起こされることでしょう。ガス栓からシューという音をたててガスが流れ出すのが 聞こえてくるちょうどそのとき、彼のまなざしが、画架に向けられます。画架には自分の絵の一枚が立てかけられています。そのとき、彼はある間違いに気付き ます。彼は、とびおきて、よろめきながら歩き、絵に一筆加えて修正し、それからガス栓を閉めます。……。彼が抑うつ状態を、自殺衝動を抑えることができた のは、ほかでもありません。課題に没頭したからなのです。課題に没頭したおかげなのです。脳外科医のハーヴェイ・カッシングはかつてこう言いました。『人 生に耐える唯一の方法は、なんらかの課題をいつもかかえておくことだ』」

ここで言う「課題」というのは、悩みとか解決すべき問題という意味ではなくて、きっと自分の魂の表現の場みたいなものなのでしょうね。

絵などは典型的ですが、創造性を発揮するということは、自分の魂の、自分だけにしかできない表現ですから、それは目に見やすい形での「課題」なのかなーと思います。

でもそれだけではなくて、たとえば仕事で新しいプロジェクトに携わることだって、家族のために働くことだって、目には見づらくても、自分にしかできない創造の場になり得ますよね。

家事をしていても、その場を自分なりにキレイにして、家族が気持よい時間を過ごせるようにすることとか、自分が手をかけた食事を出すことだって、子供の世話をすることだって、親としての自分、夫婦の一人としての自分にしか出来ないことですから。

上司から言われた仕事だとしても、自分がその場に仕事仲間と一緒にいるということに意味があるならば、それは自分が自分を表現できる「課題」になるように思います。

人を使う立場にいる人なら、部下を育て、権限委譲をして、監督もしながら、それでもプロジェクトの責任は自分が負うという表現は、やはり自分の「課題」なのでしょう。

もし自分がいてもいなくても大した違いはないと感じている場合は、次の引用を。

「『過去の存在』になったものは、失われて二度と取り返せないのではなく、保存されて二度と失わ れないのです。私たちがなすこと、私たちが作るもの、私たちが体験すること、私たちがしっかりと苦悩に耐え抜くこと、それらは、とにもかくにも私たちがな したものです。なんらかの意味の可能性を見出し、その意味を実現することでその可能性を現実のものにするなら、その可能性は救い出されて『過去の存在』に なったのです。『過去の存在』という存在も、一種の存在です。それは、もっとも確かな存在かもしれません。『過去の存在』として蓄えられたものは、なにも のも、また何人も奪うことが出来ないからです。一般に人はいつも、過去を、たんなる切り株畑のように考えます。そのとき人は、過去存在という収穫物でいっ ぱいの穀物倉を見落としています。人は、ずっとまえから、人生の収穫物を穀物倉の中に取り入れてきたのです。その中に貯蔵されたもの、蓄えられたもの、保 管されたものをこの世界から消滅されることは不可能です」

有史以来、人間の魂が考えて感じて経験したこと、その全てがアストラル界に保存されているという話を思い出します。つまり、口に出したり行動したりしたことだけでなく、自分の中で思ったこと考えたこと等そのすべてが保存されてしまうのです。まさに「考えたことはその瞬間に現実に起こっている」わけです。

これまでの自分の人生を振り返っても、邪な考えを抱いたことはたくさんあります。それが保存されている場所があって、そこにアクセスしたら自分の内面のすべてが白日の下にさらされるkとになります。怖いですね〜!
逆に言えば、だから、自分が誰かのために何かをしたことは、仮にそれが日常的なことであったとしても、また相手や世間に評価されなかったと感じたとしても、きちんと記録されているわけです。つまり「神様はきちんと見てくださっている」とも言えましょうか。

近い将来、その穀物倉の中身を全員が見れるようになるでしょう。

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