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ホリスティック・セラピーは、渋谷から12分の神奈川県武蔵小杉にあるクリニックです。

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アプローチの一例 General Approach

「統合失調症」


統合失調症という病名があります。WIKIPEDIAによれば、次のようなタイプと症状が出るとされています。

これについて、例えばどのようなアプローチがとれるかを書いてみます。

ご注意していただきたいのは、実際にセラピーにいらっしゃった方がお医者様から統合失調症という診断を受けているか否かに関わらず、その方に出来る限り合わせた対応をさせていただきますので、実際には違うことをするかも知れないということです。また、私のアプローチは統合失調症を「治療」しようとしているのではなくて、その方の全体を見て、私どもが出来るサポートをさせていただいているので、既存の治療を受けていらっしゃる方はそれを継続することをお勧めしています。投薬を受けている場合も、それを止めてくださいとは申し上げません。


また、最初の強調させていただきたいのは、あるアプローチから見れば原因不明だったり治療不能だったりしたとしても、別のアプローチからは対応できる可能性もある、ということです。

言葉を例にとれば、雨=RAINではないですよね。日本では雨といっても、小雨、涼雨、時雨、慈雨、地雨、五月雨、霧雨、村時雨、秋雨、など色々な区別が あります。エスキモーの言葉では「雪」を表現する言葉が多数あるそうです。このように見る環境や見る位置が違うと、違うものが見えてくることもあります。 両方がお互いを理解しようとして、それぞれのよいところを相互に取り入れて、昇華させて新しいものを創ることが出来れば理想的だと思います。

では、とりあえずWIKIPEDIAの説明に沿ってアプローチを考えてみたいのですが、

1.思考過程の障害
(1)連合弛緩、滅裂思考 (話の脈絡がなくなる)、的外れな応答 (他人の質問に対し、的外れな答えを返す)

これについてはグラウンディング(自分自身をシッカリと体のなかに入れること、地面に足をつけた状態を保つこと)を強化することが出来ると思います。一時的には、グラウンディングを強制的に行うこともしますが、基本的にはご自身でグラウンディングを強化するような練習をしていただいて、それをサポートするようなフラワーエッセンスなどをご紹介します。

(2)妄想(被害妄想、周囲の出来事を全て自分に関係付けて考える、常に誰かに見張られていると感じる、誰かに追われていると感じる、内的不安を外部に投 影することによる妄想、患者の実際の状態よりも、遥かに偉大、金持ちだ等と思い込む、自分は神だ、などと思い込む、配偶者や恋人が不貞を行っている等と思 い込む、飲食物に毒が入っていると思い込む、自分は天皇の隠し子だ、などと思い込む、自分の家族は本当の家族ではないと思い込む

これは、自分の周囲の境界を強化す るようにサポートします。人は日常的に周囲から様々な影響を受けていますが、周囲の影響を受けやすい・それが残りやすい人もいます。それは疲労や依存を生 むことも多いですし、自分が気付かないうちに変わってしまったり、自分が何なのかわからなくなってしまったりすることもあります。いわゆる「憑依」という ような現象が出ることもあります。

しかし、その原因の大きな部分は入ってきたエネルギーだけではなく、自分の境界を保つことが出来ないこと、自我が弱くなってしまっていることにあると考えています。

そのもともとの原因・キッカケとしては、もともと繊細な方の場合、他人に同情しやすい人の場合、あるいは自分の負ったココロの傷に共鳴している部分もあります。自尊心が低ければ誇大妄想・血統妄想などがあるでしょうし、不安・恐怖心が深く残っていれば注察妄想や追跡妄想などが出るかも知れません。

対応としては、自分の内部の傷を癒すこと(インナーチャイルドワークや感情解放のワーク、グラウンディング、エネルギーの浄化など)、境界を強化する練習意志の力を強化する練習をご紹介することなども出来ると思います。

また自我の強化のため、手を使った芸術表現などの作業療法もとても役に立つと思います。自分の本質を安全な環境で表現することは、自我の強化と恐怖心の軽減につながりますし、手を使った作業はグラウンディングを強化します。


2.知覚の障害
(1)幻聴、幻視、幻嗅、幻味、体感幻覚

これも境界の強化と自我の強化という線で対応すると思います。実際に入ってきた異物エネルギーは取り除くお手伝いをさせていただきます。


3.自我意識の障害

(1)他人の考えが入ってくると感じる、自分の考えが他人に奪われていると感じる、自分の考えが他人に伝わっていると感じる、自分の考えは他人に知られていると感じる

これはある意味では真実です。というのはエネルギーの世界では他人の考えたことがそのまま流れてきますし、自分の考えは他人に流れていっているからです。 ただ普通の場合、それを意識することはありませんし、あっても入ってくるものを排除したり、自分の自我が強いため、それの影響を受けることがないのだと思 います。

ある意味では、超感覚的に開いている場合もあるかも知れません。これが上手にコントロール・浄化できるようになると霊視・霊聴などが出来ると思いますが、その準備段階としては、入ってきたものを認識できなかったり、入ってきたものを取り除くことを知らなかったり、それに自分自身を明け渡してしまう依存的な傾向もあると思われます。


4.意志・欲望の障害
(1)興奮、昏迷、拒食

自分のなかにある感情やエネルギーを体は自然に解放しようとします。それを意志の力で抑圧すると体はそれをどうにか外に出そうとしますので、肉体的な症状に出ることもあります。あるいはその感情の存在を知らせようとして、周囲の共鳴するような経験を引き寄せます。

その感情・エネルギーがもともと自分のものであっても、あるいは外のものであっても、それを解放しようとする体の反応としては興奮が起きるのだと思います。

拒食などについては、自尊心のアンバランス、グラウンディング、自我の強化、体と仲良くなれない、内部の抑圧された怒りなどがあると思いますので、それぞれに出てきた順番とバランスで対応します。

以上は陽性症状と呼ばれるものだそうですが、陰性症状(感情鈍麻、疎通性の障害、常同的思考、抽象的思考の困難、自発性の低下、意欲低下、無関心)などについては、外部の影響に圧倒された状態なのかと思います。あまりに外部の影響を受けすぎると、自分を守るために緊急シャットダウンが起きることもあります。


最後に精神科のお医者様が使われる薬について。

まず、お医者さまとの相性というのがありますので、これはある程度直感・本能的な部分で選択されることをお勧めします。そのお医者様が真摯に対応してくれているなら、人間として尊敬できると感じているなら、その方の治療はアプローチの違いがあっても役に立つと思います。なぜなら、その真摯な態度がクライアントの心に届くからです。それは「愛」の表現でもあります。

また、基本的に使われる薬は対症療法だと思われますが、確かに一時的に症状を緩和してくれる効果もありますので、息苦しくて窒息しそうな状態からちょっとだけ息継ぎをさせてくれるかも知れません。

この観点からは、一部の代替療法ではこれらの薬を敵視しているムキもありますが、私は必ずしもその立場をとりません。ただ強すぎる薬が多いなぁ、とは思い ますので副作用と薬への依存傾向(これは自我を弱めます)は心配ですが。

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