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ホリスティック・セラピーは、渋谷から12分の神奈川県武蔵小杉にあるクリニックです。

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川崎市中原区今井南町5-21パルステージ武蔵小杉102

アプローチの一例 General Approach

子育て


子供を持つと、まず感じることがあります。それは自分の自由にはならないということです。

新生児は24時間の世話を要求してきます。いつ寝るか、自分のやりたいことが出来るか、いつ何を食べるか、発熱や下痢など何か問題が起きた時にはその解決まで、さまざまなものを常時求められるわけです。

究極的にはこれが親の大人としての成長を助けてくれるのですが、自分が実際にその状況に置かれると、誰にとっても、特にこれまで比較的自分の自由にしてき たタイプの人にとっては、これほど自由を奪われる状態はとてもつらいものになってしまいます。しかし子供の要求はとりあえず変わりませんし、とてもストレ スが溜まってしまうこともあります。

そこで最終的には、その状況を自分の思い通りにしようとする気持ち、それを手放すかどうかが 求められている場合が多いように感じます。新生児なら新生児なりに寝ている時間が長いわけですから、そこで自分の体を休めるなり、どうしてもやらなくては ならないことをやるなりの時間の管理が必要なのです。そしてその時間で自分の健康・精神状態を維持できないなら、何かしらのものを手放すことを考えること を試されているという風に考えることも出来るように思います。


さらに少し子供が大きくなってくると、自我が出てきて「ワガママ」になってくるように感じます。それがストレスになって、思わず子供を怒鳴ってしまう、無 理やり言うことをきかせてしまう、ということになります。

これは、ある意味では子供は自分の要求がどこまで通るものなのかを試行錯誤して学んでいるということでもあります。したがって、子供が要求しているものを全部与えてしまってはいけないのです。

また、自分と外界の境界を学んでいるということですから、そこで保護者が設定した境界が都度ぶれてはいけないということでもあります。同じことを要求して も、親の機嫌などによってある時は許され、ある時は許されないということは、境界を学ぶ際にはとても混乱させることになってしまいます。そして、通常の状 況ならば(つまり現実的な危険がないなら)外界に手を加えることは、子供にとっての境界の邪魔になります。つまり、親が必要以上に手を出して助けてしまうと、子供にとってはその親の手助けのある状態が外界となり、毎回手助けを期待することになってしまいます。

もう一つの意味としては、子供は確実に保護者のボタン(つまり未解決の感情など)を押してくれる、ということです。ある意味では子供の魂による保護者に対する、とても大きな愛の実践なのですが、親の内部に怒りや自尊心の問題がある場合、子供が確実にそれを刺激するようなことをしてくれます。

これは子供にとってみれば、条件付愛を経験することによって自分の成長過程で本当の「愛」を学ぶ材料をもらうということでもありますし、保護者にとってみ れば子供のワガママによって出てきている感情は自分の中にあった未解決の問題なのだという気づきを経験することになると思います。

しかし、ある親にとってみれば、それは自分がなかなか直面することが出来なかった課題ですから、子供に押されるボタンはとても痛み・苦しみを伴うものにな ることが少なくありません。でも、本当は保護者の魂の学び・成長のために、わざわざ子供の魂はそのような状況を惹き起こしてくれている、のですから、でき る限りその感情から自分を引き抜いて、一歩下がって見直してみれば、子供の魂による大きな愛の実践を感じることができるように思います。


と、同時に無視出来ないのは、通常子供は保護者を癒すために、とても大きな犠牲を払っていると いうことです。これを犠牲と呼ぶのはふさわしくないのかも知れませんが、例えば親のエネルギーの影響を子供は常時かぶっています。それも甘んじて受けて、 親の苦しみや負担を軽減しようとしていると考えることが出来ると思うのです。実際、子供の病気の原因の一部は、親や子供の周囲の人の状態にあることが多い ようです。それはペットも同じです。ペットの病気を見てみると、実はその原因の大部分はペット自身にはなく、そのオーナーの問題が反映されているのです。

もちろん、子供自身が持っている原因もありますし、子供が自分の体を作り変えていく過程で様々な「病気」に罹る必要もあります。 通常の発熱などは、ある意味では子供が自分の体を作り変えていくとても効率的な方法なのです。ですから、闇雲に解熱剤を使うことはあまりお勧めできませ ん。ホメオパシーなどでは、この種類の発熱については、熱を下げるのではなく、逆に一瞬上げてあげることによって、高熱の時間を短縮することを狙っていき ます。

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